ーーどのような方、どのような気持ちの時に手に取って読んで貰いたいでしょうか?
いろんな気持ちの時に手に取っていただきたい絵本です。
気持ちが沈んでいる時、何か嬉しいことがあった時、
その時々の気持ちによって、印象が変わる内容になっていると思います。
ーー一番のお気に入りのページとその理由を教えてください。
どのページもとても思い入れがあり、一番を選ぶのは難しいです。
ーー「心には読むサプリ」のTEHONについての印象や、完成した感想を教えてください。
手のひらサイズのとても小さな絵本ですので、
ポケットや鞄に入れて外出先や移動時間など、ふとした時に何度も読み返して欲しい絵本です。
ーーこのTEHONで初めてウアモウを知る方もいらっしゃるかもしれないので、改めて「ウアモウ」と「おばけちゃん」の誕生した経緯を教えてください。
幼いころからずっと絵を描き続けていて、ウアモウとおばけちゃんもそうして描いてきた中で生まれたキャラクターです。
ロンドンの美大に通っていたころに描いた自費出版のコミック
「Uamou From Another Plane」(-遠い星からやってきたウアモウ-)」で、はじめて彼らの冒険のお話を発表しました。
ーーウアモウとおばけちゃん、それぞれどのような性格なのでしょうか?
ウアモウは、好奇心旺盛で冒険が大好きな宇宙人の男の子です。
おばけちゃんは、ウアモウのことが大好き。マイペースだけど、いざという時には頼りになる勇敢な相棒です。
ーーフィギュアのウアモウは色々な種類がありカラフルなイメージですが、
このTEHON含め描かれる絵はカラーよりもモノクロが多い気がします。何かあえて使い分けをされているのでしょうか?
またTEHONをモノクロで表現された意図等あれば教えてください。
白黒の無彩色の世界がとても好きです。その為、私の作品は白黒で表現することが多いです。
今回のTEHONでは鉛筆でしか描写できない暖かさや冷たさ、優しさや悲しさ、
怖さを表現できたらと思い、イラストはすべて鉛筆を用いました。
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高木綾子
東京都台東区生まれ。ジュエリー職人の両親に多大な影響を受けて、幼少の頃からものづくりが身近な環境で育つ。
東京都立工芸高等学校デザイン科を卒業後、渡英しLondon College of communicationに入学。
その後、Camberwell College of Arts BAを卒業。在学中からヨーロッパを中心に、
キャラクター・UAMOUの製作販売を始める。絵本、フィギュア、アニメーションを通して世界観を表現し、
アートとデザインを軸にキャラクターの可能性を追求する。おもちゃとチョコレート、猫と犬をこよなく愛す。
代表作は『Uamou From Another Planet(-遠い星からやってきたウアモウ-)』。